さて、先日「エアドレッドチューン」と「リーディングカワハギ」を買ったわけですが、使いたくて仕方がないので、先週末にカワハギの聖地である久比里のやまてん丸さんに夏カワハギを釣りに行ってまいりました。
メンツはいつものMくんとゆかいな仲間たちの4人です。
秋に向けての練習も兼ねて・・・というところですが、まぁ関東は15日連続の降雨ということもあり、あまり期待はしていませんでした。
ええとこ10枚釣れたら万々歳、と思っていましたが、結論から書くとなかなか厳しい結果になりました。
ただ、色々収穫もあったので今回はそのあたりをまとめていこうと思います。
今回はメタリアカワハギにエアドレッドチューン(PE0.8号)を装着、リーディングカワハギにはエアド(PE1号)を装着してのチャレンジです。
メタリアは手感度、リーディングは目感度というところで調整。
集寄はオーソドックスなオリジナルの集寄のみで。
それでは出船。雲行きは怪しいです・・・予想通りあまり反応もない状況でした。また、今回は外道ラッシュでした。
外道を感じる手感度重視のメタリアカワハギ
メタリアカワハギとエアドレッドチューンの組み合わせで今回気づいたのが、外道のアタリがよりわかりやすくなりましたね。カワハギXを使用していた頃は感じ取れなかったトラギス系のわずかなアタリの違いや、カワハギとよく混同するベラなどのアタリとカワハギのアタリがかなりの確率で感じ分けることが出来ました。
プルプルしたアタリ=トラギスなど
グイッ!ガツッ!と引っ張るようなアタリ=ベラなど
ゴツッとアタックしてくるようなアタリ=カワハギ
という個人的な所感です。
特にトラギス系のプルプルがよく分かるのはだいぶ助かりまして、そのアタリを感じて小魚をかわしやすくなるので、無駄に餌を取られたり、食われてしまう頻度は抑えられたと思います。
ベラはなかなか難しいのですが、食った後に引き方が身をくねらせるような動きを感じられ「あー、ベラだな」と、巻き上げながらの「カワハギかも?」の期待感が無くなります(笑
また、エアドレッドチューンは巻き上げ速度が早くパワーもある感じなので、グイグイ巻いてこれるのがいいですね。
ただ今回このタックルが難しかったなーと思うポイントが、活性があまり高くないこともあり、食い込みが浅いのかあわせてもはじいてしまい、なかなか掛けられなかったり、アワセて巻き上げ途中でバラすことも多かったりしたので扱いがピーキーというか難しいなと感じました。このあたりは回数を重ねないと・・・・
つか、ガッチリあわせたのにばらしたのが5回ほどあって非常に残念・・・
駆け引きが楽しめるリーディングカワハギ
実釣時間のうち1/3位をリーディングカワハギで試してみました。
こちらは柔らかく、メタリアとはだいぶ性格が違うロッドだというのが所感です。外道とのアタリの違いは竿先の動き具合で判断というところですが難しい・・・今回はベタベタの凪でしたが、風が強いとわかんなくなりそう。
アタリはよくわかりますが、微妙なところがよくわかりませんでした。
ただ、こちらのタックルでもカワハギを1枚かけることはでき、ゴツッ!ガツッ!というカワハギのアタックを感じてひと呼吸置く感じでアワセたのですが、それが正しいのかはわかりません。
もう少し使い込んで鍛錬を詰む必要はあるなと感じました次第です。
で、肝心の釣りの方はと言うと、外道祭りで大変でした。釣座は胴の間のど真ん中でしたが、トモやミヨシが釣れる中、私にはアタリすら無いという状況が続きましてなかなかストレスが溜まる展開。
そしてアタりがあるも外道ばかりで全然駄目な状況です。
今回は以前に私が使っていたカワハギXやプロックスのカワハギ竿を同行のMくんやSくんに使用してもらっていましたが、彼らのほうがよく釣れるという、まったくもって自信をなくす展開にもなりました(笑
そして海上でゲリラ豪雨に見舞われ、その後はピーカン照りになり、乗船から下船まで、2リットルは水分を取ったのに1回もトイレに行かなかったという発汗モリモリの過酷な状況の中、iPhoneが熱暴走し警告表示が出たのでクーラーボックスに突っ込んだら今度は内部が結露するという惨事に見舞われました。過酷ゥー。
で、あまりに釣れないので・・・だいぶ竿の特性もわかったのでここでとっておきの1枚、飯田純男さんの魔法の板を装着!
したところ・・・なんと1投目と2投目と連続でカワハギがかかりました!ステマじゃなくてマジでマジカル。魔法かな?
横で釣っているJくんもその性能と魔法を認めざるをえないとのコメントで、かなり集寄としての性能を感じられます。というか小一時間ほど全く釣れていなかった状況で、付けた瞬間からガンガンアタリが来たので、最初から付けとけよ俺、と思わざるをえない。
写真を撮りましたがカメラが結露してちゃんと写りません(笑
ただ残念なことに根掛かりしてロストしたんですけどね・・・・集寄ってやっぱり大事やな。
というわけで釣果
たったのこれだけ(涙
しかも肝も全然なく、そして臭い状況でしたので刺し身で食べることは断念しました。
なので、今回はいつも捨ててたクラカケトラギスを数匹持ち帰ってきました。お目当ては天ぷらです。
また、こちらも外道ですがはじめて掛かったアカエソです。
さすがにこれは調理もめんどくさそうなのでリリースしましたが、フォールでドカーンと食ってきたのでだいぶ楽しかったです。
後はカサゴなど。これも天ぷらの材料に。
というわけで・・・全部キレイにさばいて・・・・
カワハギもトラギスもカサゴも全部まとめて天ぷらにしました。
巷ではうまいと言われてるトラギス。どんなもんじゃ・・・?とひとくち。
サクッ・・フワッ・・・・!?
なんやこれ!美味しいがな!シロギスと張るレベルで食える!
ちょっと抹茶塩なんぞつけて出したらなかなか高級な天ぷらでっせ!
カワハギもはじめて天ぷらにしましたが生では臭みがありましたが、それが無くなりふわふわの身が非常に上品。
もしかして、新鮮な肝を身で巻いて串揚げとかにしたらメチャメチャうまいのでは?
今度やってみよう、と思えるほどに天ぷらも美味しいです。
というわけで、今回の教訓としては、高いロッドやリールを買ったところでそれを扱う腕がなければ全然釣れないんだなということが改めて分かったとともに、少し落ち着いてこれからこの2本を使い込んでいきたいと思います。
(極鋭シリーズなどはまだまだ使いこなせないなー)
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