先日、3月のことですが伯母が亡くなりました。

もう25年くらい会っていなかったのですが、小さい頃は近所に住んでいることもありいろいろお世話になっていました。
伯母はアグレッシブな方で、当時旅行に行った屋久島を魅力的に感じ、その25年前に大阪から屋久島に引っ越し、民宿をしていたのですが、それきりたまに年賀状が実家に届くくらいで会いに行くにもお金がかかるしで、結局それ以来会うことはありませんでした。
今でも最後の別れの時に大阪の地下鉄の玉出の駅まで見送りに来てくれたことを覚えています。

伯母は彫金が趣味で様々な彫金アートや七宝焼きなどを作っていて、なかなかモダンなものを作っていました。幼心に印象的なアートでしたので記憶に残っています。

釣りを趣味にしてから、いつか屋久島に行き伯母の民宿に泊まって磯釣りや、GT狙いの船に乗りに行きたいな、とも思っていましたが、その機会はないまま3月に亡くなった知らせを聞きました。

以前に書いている通り3月末の年度末の仕事が多忙を極めていたことと、妻の体調も良くなかったためお通夜には参加できず。
遺品処分の手配だけ私が鹿児島の業者を手配し、遺品整理には母と従兄弟や叔母がこのGWに屋久島に行ってきたのですが、その遺品にとても素敵な七宝焼きのカワハギがありました。

 


他にも七宝焼きのマダイや彫金アート、プレートに書かれたモンガラカワハギ、マダイ、カジキ、シイラ、トビウオ、などなど、屋久島の海を彩っていると思われるお魚たちが、屋久杉の台座に飾られています。

他にもお花やふくろう、モダンなお女性の七宝焼きや彫金アート作品などがたくさん残っていました。

これらの遺品は魚好きの私に送られるよう母が調整し、先日手元に届きました。
あらためて間近で見ると、7色に輝くカワハギがとても美しく眩しく見えます。

カワハギ大好きな私ですが、なぜ伯母はカワハギを七宝焼きのアートにしようと思ったのでしょう。見た目が可愛いから?おいしいから?
今はもう聞けないので40年後くらいにあちらに行った時にいろいろ聞いてみたいと思います。
長年離れて暮らしていたので正直生きてるも死んでるも自分の生活には関係無いのですが、もう会えないとなるとやはり寂しく、もっと早いうちに行っておけばよかったなぁ、といまさらながら思いつつ、形見の魚たちは綺麗にボードに飾っておきます。