さて、久々に大阪南港のシーサイドコスモです。
まぁ、長らくここでは何も釣れなくて、2年前にガシラ1匹釣れただけなのですが、今回は3連休なので実家に帰省がてら新しいロッドをアマゾンで購入し実家に送りつけてシーバスを狙います。

買ったロッドはこれなんですが。ゴチュールという中国製の安物。

パックロッドで30gくらいまでのミノーやバイブレーションを投げられるもので、安いものとして購入しました。

今回はバイブレーションも購入し、低層、中層、表層とどのレンジでも攻められるようにしていざチャレンジ。

ここからは3連休中の2日間の釣行のことを書きます。

まずは初日。晴れてますが蒸し暑い。時間は23時半からの開始。
3連休初日の土曜とあって、シーサイドコスモ全域に人がまばらに100人ほどいそう。
潮は上げ潮。

とりあえずもともと持っていたリバティクラブでメバリングのジグヘッドを投げてガシラを狙う・・・
3時間ほど投げ続けるも何も来ない。アタリもない。

そして今回購入したロッドでミノーを投げる・・・アタリはない・・・・

まぁ、こんなもんだよねーと思いつつ何十回と投擲する。そして無常にも夜が明けていく・・・
夜明けとともに下げ潮に変わる。なお、すでに5時間が経過で釣果なし。

夜明けとともにベイトの群れが・・・ミノーをそこに投げ込んでみると、着水とともにイナッコがバチャバチャと。
巻き上げてみると・・・なんと!

これは釣果?(笑

ベイトはいるものの表層では食わないのでバイブレーションに切り替えて数投・・・
 
 
ガツッガツガツ!
 
 
おお?アタリだ。
 
スカッ
 
うう~ん
 
特に食うこともなくそれで終了。
しかしながら、次のキャストでバイブレーションの根元あたりでリーダーがぶっちーん!

あぁ~買ったところなのに~~
5色セットのうち、赤金の一番効果ありそうな色が飛んでいってしまいました。
もしかしたらアタリの際になにかの魚の歯でリーダーが傷ついていたのかもしれません。

テンションが下がったので初日は納竿。
 
 
 
気を取り直して2日目!明け方からのほうが釣れそうなので2時半からの開始。

同じく上げ潮。向かい風が強いなぁ。という状況。
10gのジグヘッドではなかなか前にうまく飛んでいかない状況。リバティクラブルアーはちょっと硬いのでもう少ししなりがあると前に飛ばせそうなんだがなぁ、と思いつつ、シーバス狙いに切り替え。

しかしながら釣れないので今日も不発かー、と思いながらスマホでGoogleで「夜 シーバス 釣り方」で検索(笑

どうも夜は表層にシーバスが浮いているとのことで、ミノーでスローリトリーブが良い模様。

なるほどなるほど?

さっそくゴチュールのロッドに28gの大きめのラトルが入ったミノーをつけて投げてみる。色は少しアピールするためにピンク青カラーのミノー。

キャストすること2投目。
 
 
着水とともに糸フケを取ってスローにスローに・・・
 
 
ガッ!
 
 
うおおお!来た!ついに来た!ヒット!フィッシュ!インターネットバンザイ!
 
グングングン!
 
ギャリギャリギャリ!!

 
おおお!ドラグが出る!これはでかいのでは?
 
バッチャーン!バチャバチャバチャ!

暗くてよくわからないけどエラ洗いしてる!これはシーバスに違いない!
アドレナリン全開!今までの釣りで感じたことのない高揚感!
 
バラさないように、張りつついなしつつ、初めてオカッパリで魚との格闘!
魚とのファイトがこんなに楽しく高揚するものとは。この時間が永遠に続けばいいのに、と思うほどの興奮。
 
巻いて巻いて・・・しかしタモなんか持ってきてない!ううむ、抜き上げられるか・・・?ええいままよ!

ズバァッッ!

やったー!取った!うおおおお!やったー!バンザーイ!

はじめてのシーバス!ルアーで釣行を重ねること10数回、ようやく人生て初めてルアーで釣ることができましたァァァァ!

38歳にしてこんなに感動することがあるだろうか。手が震えるほどの興奮です。
ありがとうありがとう!
と、リリースするのにルアーを外そうとしたところ・・・

ビチビチビチ!
 
うおっと!暴れるなよー・・・ガッ!えっ?
 
ルアーは外れたものの、魚が暴れたはずみでルアーが吹っ飛び、フロントフックが左手中指を貫通、リアフックが左足ズボンを貫通し、指がズボンにフックで繋げられた状態に!
 
イデデデデデデ!カエシまで完全に指に突き刺さってて動けない、歩けない。足を動かすとフックが指に突き刺さる、手を動かすとズボンに引っ張られて指が千切れそうになる。しかし早くリリースしないとシーバスが死んでしまう・・・
仕方ない・・・これはしかたない!
 
糸切りバサミのところまでなんとか這っていき、ズボンをフックの周辺でカット。
指は・・・ペンチでフックを分け目のところでカットし・・・・カエシまで・・・覚悟を決めて・・・

ふんぬ!

指を貫通させて引き抜きました。アドレナリンが出まくってるからか全然痛くない!

しかし!シーバスちゃん・・・・ゴタゴタしてる間に動かなくなってしまった・・・ごめんよ・・・・
 
 
これは!供養するしかない!
 
 
ということで、クーラーボックスも持っていないので、ビニール袋にいれて、納竿。
タッシュで実家に帰り、血抜きをして内臓を出して冷蔵庫に。

実寸ちょうど50cm。フッコサイズでしたがまぁいいんですよ。

そして、夕食に。3枚におろしてみたところ、全く臭みのないきれいな白身で大変驚き。大阪湾奥で釣れたシーバスがこんなにきれいだなんて。

初めて釣ったシーバスは昆布締めと、フリットと、ホイル焼きに生まれ変わりました。

昆布締めは1時間半ほど締めただけですが、臭みもまったくなく非常に旨味があっていくらでも食べられる。真鯛の刺身に匹敵する旨さでうよこれ。すごいなおい。

フリットは、外はカリカリなのに、中はフワッフワで噛むほどに味が滲み出てきてジューシィでうまい!

ホイル焼きはバターの風味と柔らかい身が絡み合い、濃厚ながらあっさりして非常に美味。玉ねぎの甘さとしめじの旨味をからめてすこし醤油を垂らすとご飯のお供にもなって最高!

ということで、初のシーバスはガッツリ完食。とても美味しかったです。

しかし、40歳間際になってこんなに楽しいことがあるとは思いませんでしたわ。
釣りはいつも感動がありますが、久々に身が震えるほどの感動を味わいました。

いやぁ、これはハマりそうです。ランカーサイズをいつか釣ってみたいですね。